APUでメインマシンを更新(その2)

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(その1から続く)

○性能

簡単ではあるが、性能をチェックしよう。

まずは基本中の基本と言える、Windowsのエクスペリエンス・インデックス。各数値のバランスも良く、申し分ない。負荷が高い3Dゲームをやるのでもなければ、これで十分だ。

Windowsエクスペリエンス・インデックスの画面。特にボトルネックはない

基本的には原稿書きマシンなので、性能的には十分、というかオーバースペックなのだが、例外的に負荷の高い作業として、たまに動画のエンコードをするときがある。今回、AMDから動画変換ソフト「MediaShow Espresso 5.5」が提供されているので、これを使って、GPGPUの効果を確認してみたい。

ソースは、ハンディカムで撮影した4分17秒のAVCHDファイル(1440×1080/約10Mbps)。各ケースとも、GPUの使用/不使用で3回ずつエンコードを試し、要した時間の平均を比較する。

MediaShow Espressoでは、環境設定の画面でチェックをオン/オフすることで、GPUの使用/不使用を切り替えられる

あらかじめ様々なプロファイルが用意されているのだが、全部試すわけにはいかないので、3ケースでテスト

WMV(1280×720/約6Mbps)への変換では、GPU使用時が3分30秒、不使用時が3分35秒と、有意な違いは見られたが、その差は小さい。OverDriveの画面を見ると、それなりにGPUは使っているようだが、それが効果に出ていないのは謎だ。

GPU使用時のCPUステータス

GPU使用時のGPUステータス

GPU不使用時のCPUステータス

GPU不使用時のGPUステータス

iPhone用として用意されているプロファイルのH.264(640×360/約2Mbps)への変換では、GPU使用時が1分11秒、不使用時が1分45秒と、大きな差が付いた。GPUの使用状況は、相変わらず0~100%の間でバタバタ変わるが、100%にへばり付いている時間が比較的長い。

GPU使用時のCPUステータス

GPU使用時のGPUステータス

GPU不使用時のCPUステータス

GPU不使用時のGPUステータス

MPEG2(1440×1080/約10Mbps)への変換では、GPU使用時が1分23秒、不使用時が1分50秒と、こちらも大幅な速度向上が見られた。このケースでは、GPUを使ったときの方がCPU使用率が高いという、他2ケースとは逆の現象が腑に落ちないが、結果としては大きな差が出た。

GPU使用時のCPUステータス

GPU使用時のGPUステータス

GPU不使用時のCPUステータス

GPU不使用時のGPUステータス

以上のように、「何倍も早くなる」というほど劇的ではないものの、動画の形式によっては、大幅な速度向上が見られた。一方で、それほどの差が見られないケースもあるが、うまく活用すれば、かなり有用なツールとなりそうだ。

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