KHR-3HV ROBO-ONEカスタム発表会

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買ってすぐにロボットバトル大会「ROBO-ONE Light」に出場できる…それが「KHR-3HVコンプリート ROBO-ONEカスタム」(ロボットゆうえんち/MANOI企画)なのだっ!

まずは以下の動画を見て欲しい。ノーマルKHR-3HVとの動きの差は歴然だ。

ホビーロボットの多くはキットの製品だ。組み立ても好きであれば楽しみの1つになるのだが、それだけ敷居を上げてしまっているのも事実。「完成品が欲しい」というユーザーの要求に応え、ホビーロボット市場を少しでも広げていこうというのが「KHR-3HVコンプリート」のコンセプトで、今回の「ROBO-ONEカスタム」は、それをさらにバトル向けに特化したモデルとなる。

ブラックパーツの採用により引き締まった印象

私はこのロボットの開発に、アドバイザーとして関わった。過去3回のROBO-ONE LightにKHR-3HVで参戦した経験をフィードバックさせた。私は少し口を出しただけだが、実際の設計はライトフット・柴田善広氏が行っている。

ベース機体のKHR-3HVとの違いは、以下の写真の通りだ。基本的なところはそれほど変わらないが、KHR-3HVで弱点だった部分はかなり改良されている。

定価は27万3,000円。2012年2月の発売を予定している。販売はロボットショップ、またはロボットゆうえんちのWEBサイトから行う。

足首のフレームは変更。ソールが外側に移動して、安定性が向上

オリジナルのナックルガードを装備。相手に横パンチが当たりやすくなる

殺気だった赤いLEDもいい。電源電圧が低下すると点滅して知らせる機能もある

開脚フレームを標準で装備。ポージングの自由度が向上した

開脚フレームを採用したことで、身長はノーマル仕様に比べ、2cmほど低くなった

頭のサーボを腰に移植したことで、腰ヨー軸の動きが可能になった。バトルには有利

トグルスイッチで、バトルモードとノーマルモードに切り替え可能。ノーマルモードではLEDは冷静な青

バッテリはリチウムポリマーに変更。軽量化とパワーアップを両立

このロボットはROBO-ONE委員会公認の機体となっており、買ってそのまま、ROBO-ONE Lightに出場することができる。付属モーションだけでも十分戦えるはずだが、ノーマルKHR-3HVと同じように、自作モーションを作って入れることも可能だ。

私も次回のROBO-ONE Lightには、この機体で出場する予定。もちろん目指すのは優勝である。

こういう機体で出ると、どうしても「改良機なんだから勝って当たり前じゃん」と思われてしまうが、ノーマルKHR-3HVとも、そこまでの力の差はないと考えている。使っているサーボは全く同じだし、軸数も増えていない。ダブルパンチが当たれば倒れるだろう。

もちろん、操縦者の腕が同じなら、このROBO-ONEカスタムの方が勝つだろうが、結局の所、「腕と戦い方次第」という本質的な部分は変わらない。私は「かかってこいザコども」というボスキャラで行こうと思うので、もしノーマルKHRで私を倒すようなエースパイロットが出てきたら、それはそれで痛快である。

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