第2回 宇宙関係 タスクフォース会合 記者会見
5月13日、東京大学にて「第2回 宇宙関係 タスクフォース会合」が開かれ、終了後に記者会見が行われた。会見の出席者は、東京大学の中須賀先生と和歌山大学の秋山先生。会合そのものは第1回に続いて非公開だった。
第1回のときの記者会見は松浦さんのブログを参照
http://smatsu.air-nifty.com/lbyd/2010/04/post-3043.html
第2回の主旨は秋山先生のブログを参照
http://akiaki.info/akiyama/tDiary/?date=20110429
取材メモを見直してみたら、これだけだとまるで意味が分からないと思うので、要点だけかいつまんで。
・会合の出席者は100名ほど。官が20人程度、学が3~40人、残りが産業界。それに加え、宇宙開発戦略本部の専門調査会のメンバーも招待した。政治家は来ていない。連絡はしたが積極的には呼ばなかった。
・体制に関する議論は専門調査会で粛々と進められているが、専門調査会の委員に対し、「我々はこう考えている」と意見を言う場として今回のタスクフォース会合を開いた。
・体制について議論したのは、必要なファンクション(機能)に関して。実現する方法論までは議論できなかった。第3回の会合を開催する予定はない。
・参加者の間で大きな意見の相違はなかった。同じような危機感を持っている。強力なヘッドクオーターが必要ということで意見が一致した。そしてそれをスピーディーに実現すべきという点が一番重要。
・宇宙基本法の制定から3年が経過したが、JAXA等の見直しは全く進んでいない。基本法には「施行後1年を目途に見直す」とあり、現在は違法状態という認識。しかし、かといって新体制を「とりあえず作ろう」では困る。
・よくR&D軽視と言われるが、そんなことはない。R&Dと実利用とは対立概念ではない。ともにやらなければいけないこと。
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