【宣伝】書籍『小惑星探査機「はやぶさ」の超技術』が発売

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講談社ブルーバックスから、新刊『小惑星探査機「はやぶさ」の超技術』が3月22日(火)に発売される。価格は1,197円(税込み)。私も制作に協力させていただいた。


第1部 「はやぶさ」の飛行計画
なぜ「はやぶさ」だったのか 川口淳一郎(JAXA)

第2部 「はやぶさ」探査機の全貌
1―往復の宇宙飛行を可能にしたイオンエンジン 國中均(JAXA)
2―イオンエンジンに組み込まれていた冗長性 堀内康男(NEC)
3―向きをコントロールする姿勢軌道制御機器 橋本樹明(JAXA)
4―イトカワに迫る光学複合航法 小湊隆(NEC)
5―3億キロの彼方での制御を可能にした「地形航法」 白川健一(NEC)
6―素性を明らかにする科学観測機器 安部正真(JAXA)
7―「はやぶさ」の目を担う着地用センサー 久保田孝(JAXA)
8―イトカワの試料採取を成功させたサンプラー 矢野創(JAXA)
9―イトカワの試料を地球に届けた耐熱カプセル 山田哲哉(JAXA)
10―地球のラストショット 橋本樹明(JAXA)

このほか第2部には以下のコラムも。

秘話―「はやぶさ」はなぜ「H形」なのか 萩野慎二(NEC)
秘話―「はやぶさ」を探せ! 救出運用の舞台裏 大島武(NEC)
秘話―もう1つのラストショット。ミネルバが撮った「はやぶさ」 吉光徹雄(JAXA)

今までの多くの「はやぶさ」本と違い、本書では「はやぶさ」の技術そのものにフォーカスを当てた。執筆陣は上記のように、「はやぶさ」の開発や運用に関わったJAXA/NECの技術者や科学者。「はやぶさ」プロジェクトチーム自身による初の技術解説書であり、「感動のドラマはもういい、技術の話が知りたいんだ」という人にとっては、まさに待望の一冊となるだろう。

「はやぶさ」についてはすでに様々な本が出版されており、もう新しい内容なんてないだろう――と思っているかもしれない。しかし本書を手にとって読んで欲しい。例えばイオンエンジンでは、クロス運転時の回路図まで載せていたり、もう1つの”隠し機能”についても説明しているような本など今までになかったはずだ。「ラストショット」にまつわるエピソードもすごく面白い。

“技術解説書”といっても、決して論文のような堅苦しい内容ではないので、「文系だから…」という人でも安心して欲しい。多少難しい部分もあるかもしれないが、口語調で分かりやすく説明されているので、あまり詳しくない人でもすんなりと読み進められるだろう。「奇跡」と言われる裏側に、一体どんな技術があったのか。その事実を多くの人に知ってもらいたい――そんな思いである。

小惑星探査機「はやぶさ」の超技術 (ブルーバックス)
クリエーター情報なし
講談社
大人の超合金 小惑星探査機 はやぶさ (初回特典付き)
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バンダイ
小惑星探査機 はやぶさの大冒険
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マガジンハウス

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