ROBO-ONE Light 3rdに出場

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10月8日に開催された「ROBO-ONE Light 3rd」に出場してきた。これはロボットバトル競技会「ROBO-ONE」の1カテゴリで、認定された市販ロボットと、1kg以下の自作ロボットが出場できるもの。今回が第3回大会なのだが、東日本大震災のために開催が半年ほど延期されていた。

自作機が躍進した第3回大会

今大会を一言で表すなら「自作ロボットの躍進」だろう。過去2回の大会では、ハッキリ言って自作機は弱かった。1kg台後半も多い市販ロボットに対して、自作機は1kg以下。体重差があってただでさえ不利なのに、重量制限のためにサイズは小さくなり、重くて強力なサーボも搭載できなかったからだ。ほとんどの自作機は1回戦で消えていたように思う。

過去2回の大会では、小型ながらスピードに優れるTINYWAVE(これも市販機というか、自作機を市販しているようなものだが…)が優勝していたが、今大会の決勝戦はそのTINYWAVEを倒して勝ち上がってきた自作機同士の対戦となった。

決勝戦

優勝したロールケーキ

優勝ロボットは「ひてん」(通称ロールケーキ)。このロボットは、攻撃のための両肩のサーボのみ、強力で高速なKRS-4033HVを搭載。軽量化のために、腕の自由度はこの1軸しかないが、相手をはじき飛ばすようなサイド攻撃のみで自作機として初めてROBO-ONE Lightを制覇した。

準優勝ロボットは「BAUM」。このロボットはとにかく大きくすることを狙ったもの。軽量化のために、フレームはすべてMDFという合板、つまり木でできている。重量オーバーになってしまうので、腕は右腕しか付けられなかった。他のロボットとはあまりにも体格差があり、攻撃を寄せ付けなかった。

こういう「勝てる」自作ロボットが出てきてしまうと、正直言って、改造がほとんどできない市販機にはかなり厳しい。特に、実際にやってみて感じるのは、ハンドの違い。KHR-3HVの手先は小さいのでうまく当てないと倒せないが、この2機のハンドはバカでかいので、適当に出しても相手に当たる。それでサーボも強力なのだから厄介だ。

だからといって、「自作機にもっと制限をかけろ」などと言うつもりは全くない。1kg以下という制限の厳しさは知っているし、その中でよくこんな強いロボットを作れたものだと素直に感心する。それに市販機でも戦い方やモーションを工夫すれば、勝つチャンスはあるはずだ。むしろ私はそのことに燃えている。次回は、打倒・自作機だ。

今回の戦績

で、今回の私の戦績なのだが、結果は4位だった。1回戦はいつもセコンドをお願いしている同業者・梓さんに代理で出てもらい(午前中は子供達の運動会で出られなかった)、私は2回戦から出場。準々決勝でTINYWAVEに勝ったのだが、準決勝で「BAUM」に負けた。「BAUM」は何をやっても倒れず、延長が終わって0-0で判定に。判定結果に不服が無いわけではないが、判定になってしまった以上文句は言えない。倒せなかった私が悪い。

2回戦

準々決勝

準決勝

その後の3位決定戦はどうでもよかったので、TINYWAVE相手に新しい戦い方を試すことに使った。手応えは掴めたのだが、途中で膝のサーボが焼けてしまい、起き上がれずにKO負け。まぁ本戦で壊れなくて良かった。

3位決定戦

他の出場ロボットや対戦結果などはROBO-ONEのオフィシャルサイトに掲載されているので、そちらも参照。

ROBO-ONE Light 3rd オフィシャルサイト

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