新幹線の無線LANを試す

取材で大阪に行く機会があったので、東海道新幹線で始まった無線LANサービスを試してみた。

このサービスが使えるのは、今のところ最新型の「N700系」のみ。どの編成がN700系になるのかは、JR東海の時刻表を見れば調べることができる(「700系」とは違うので間違えないように)。

N700系には、窓際に電源も用意されているので、PCを使うには便利だ。ただし1口しかないので、もし隣の人が使っていたら空きがない。ネットブックなどで、「どうしても電源が必要」という人は、念のため電源タップも持っていけばいいだろう。

新幹線の車内で無線LANを利用するには、以下のプロバイダと契約しておく必要がある。私はBBモバイルポイントが使えるので、特に新たな契約は必要なかった。

NTTコミュニケーションズ「ホットスポット」
NTTドコモ「Mzone」、「mopera U」
ソフトバンクテレコム「BBモバイルポイント」
UQコミュニケーションズ「UQ Wi-Fi」

今回は、東京駅10:20発の「のぞみ225号」で試した。N700系は、広島や博多まで行ってしまうものが多いのだが、これは珍しく新大阪止まり。万が一、寝てしまっても乗り過ごす心配がないので、私は大阪に行くときは、なるべく新大阪行きに乗ることにしている。

RBB TODAYのスピードテストサイトを使い、テストした結果は以下の通り。このサービスは、最高2Mbpsの速度が出るということだったが、それを裏付ける結果となっている。ただしこれは1編成での最高値なので、利用者が多ければ、当然ながら速度が低下することもある。今回は、あまり利用者がいなかったのかもしれない。

またこのサービスは、線路に敷設した同軸漏洩ケーブルを使ってインターネットと接続されているということで、トンネルの中だろうが鉄橋の上だろうが、問題なく利用できたことは特筆に値する。

大阪まで行くときに、「N700系を指定する」だけの価値はあると思う。

UQ WiMAXレビュー

久しぶりのネタ記事。

【レビュー】UQ WiMAXを千葉で試す
http://journal.mycom.co.jp/articles/2009/03/11/wimax/index.html

実際に使ってみた感触はかなり良い。なにより高速なアクセス性能は魅力だ。定額制も分かりやすい。外付けタイプだといちいち付けたり外したりするのが面倒だが、内蔵型のノートPCが増えてくるだろうから、これは問題にはならない。

ただ私の場合、地方に取材に行く場合も多いので(特に種子島)、サービスエリアが広がらないことには、完全に乗り換えることは難しい。かといって、データ通信用に2回線というのも予算的に厳しいので、しばらくはウィルコムのまま我慢するか…。

それはそうと、テスト中に新浜鴨場の付近をウロウロしていると、こんなものが。合掌。

VIA ARTiGOレビュー


製品レビューが掲載された。

【レビュー】VIAの小型ベアボーン「ARTiGO A2000」を試す
http://journal.mycom.co.jp/articles/2009/03/06/artigo/index.html

しかし書くには書いたものの、なんだかもうオリオスペックくらいでしか売っていないような…。でも42,000円はちょっと高いな。

AtomのMini-ITXマザーだとデュアルコアの「D945GCLF2」でも9,000円くらいだし、安いMini-ITX用ケースは8,000円くらいからある。ちょっとオシャレなAbeeの「acubic C10」でも20,000円~25,000円程度だ。小さいのがメリットではあるけれど、せめて3万円は切らないと価格的には厳しいかなぁ。

インテル Boxed Intel Board D945GCLF2 Atom330 1.6GHz 1MB FSB533 Diamondville2 BOXD945GCLF2

インテル

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それはそうと、以前の記事にも書いたのだが、最後のページで紹介したグリッターパネルはオススメ。発売当時は6,000円もしたのに、いまだとAmazon.co.jpで2,000円くらい。まぁ電光掲示板マニア向け、ではあるけど。

秘密基地をつくろう! グリッターパネル

タカラトミー

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CEATEC JAPAN 2008

今年もCEATECの取材に行ってきた。大画面テレビが派手に並んでいたけど、そんなものに興味はないのでスルー(というか、家電系は頼まれてないので)。

CEATEC JAPAN 2008 – あのムラタセイサク君にいとこの女の子が登場!
http://journal.mycom.co.jp/articles/2008/10/01/murataseiko/index.html

CEATEC JAPAN 2008 – リニアモーターカーが走る! 週末は科学実験ショーも
http://journal.mycom.co.jp/articles/2008/10/01/tyco/index.html

CEATEC JAPAN 2008 – AMDブースでGPGPUのデモ、未発表のモバイル向けGPUも
http://journal.mycom.co.jp/articles/2008/10/01/ceatec_amd/index.html

CEATEC JAPAN 2008 – 東芝が長寿命・急速充電可能なノートPC用バッテリを展示
http://journal.mycom.co.jp/articles/2008/10/01/toshiba/index.html

CEATEC JAPAN 2008 – 世界初! ソニー、テレビ用の自作アプリ開発環境を公開
http://journal.mycom.co.jp/articles/2008/10/02/ceatec_sony/index.html

記事には書かなかったんだけど、東芝の燃料電池ケータイが気になった。

【写真】17.5mmまで薄型化に成功した。あまり違和感はない

【写真】正面。デモ機のベースはW55Tだそうだ

【写真】燃料(メタノール)のカートリッジ

気になったのはデモ機の完成度とかではなくて、実用化の時期についてだ。もう何年もモバイル向け燃料電池の取材を続けてきて、何度も「来年には」という話は聞いたのだが、未だに出た試しがない。でも、東芝ブースの説明員は、「今年度中には何かしらの形で出したい」と明言していた。さすがに「今年度」というからには、本気で出す気なんだろう。

しかし、モバイル向けの燃料電池というものがユーザーに受け入れられるかどうかはちょっと疑問もある。バッテリで充電する場合には、実際には電気代がちょっとかかってはいるけど、感覚的にはほとんどタダ。でも燃料電池の場合には、たまに燃料のカートリッジを買わないといけない。外回りの営業のようなヘビーユーザーならともなく、普通のユーザーにはあまり必要性はなさそう。

それでも、コンビニで売っているケータイ用充電器はそれなりにニーズはあるようだし、その市場あたりには食い込めるかもしれない。まぁしばらくは様子見ですな。

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