Author Archives: 大塚

FC EXPO取材

今日はJAXAで新しい宇宙飛行士(正式には宇宙飛行士の候補者)のお披露目もあったのだが、宇宙飛行士そのものにはあまり興味がないのでスルーし、FC EXPOの取材に行ってきた。

FC EXPO 2009
http://www.fcexpo.jp/

記事は順次マイコミジャーナルに掲載される予定。

3/7追記 以下の2本が掲載
【レポート】FC EXPO 2009 – ソニーが燃料電池スピーカやコーラで動くバイオ電池をデモ
http://journal.mycom.co.jp/articles/2009/02/27/fcexpo2009_sony/index.html
【レポート】FC EXPO 2009 – 燃料電池で動くアシスト自転車・モバイル電源・ラジコン
http://journal.mycom.co.jp/articles/2009/03/05/fce/index.html

この展示会、もう5年連続で行っているのだが、相変わらず面白い。勢いとしては併催のPV EXPO(太陽電池展)の方があるのだが、ヘンテコなものが多いのだ。やはりまだ燃料電池は「普通の製品」になっていないからだと思う。何が売れるか見えていないからこそ、いろんなものが出てくる。

それにしても、一番欲しいと思ったのは、全然燃料電池とは関係ないが、ケニスという会社が発売している「サイエンスキューブ」という製品だ。最大3チャンネルに対応するデータロガーなのだが、USB接続のセンサーが多数用意されているのが面白い。データがExcelに取り込まれるのもいい。

センサーいろいろ

これは本体

用意されているセンサー
・温度センサ(ステンレス)
・温度センサ(熱電対)
・電圧センサ
・電流センサ
・検流センサ
・音センサ
・照度センサ
・距離センサ(超音波式)
・フォトゲート
・加速度センサ(5G)
・加速度センサ(25G)
・フォースセンサ
・磁界センサ
・放射線モニタ
・ガス圧センサ
・着圧センサ
・pHセンサ
・導電率センサ
・二酸化炭素センサ
・二酸化炭素センサ(高濃度)
・酸素センサ
・気圧センサ
・湿度センサ

もはや「教材」というレベルではないような気もするが、私のようなセンサーマニアにはたまらない。しかし値段が本体だけでも76,650円か…。

グリッターパネルを追加

2年前にレビューしたタカラトミーの「グリッターパネル」だが、アマゾンで叩き売りされていたので、2つ追加で買ってしまった。以前はほとんど定価で買ったんだけど、2,000円というのは安い。

「秘密基地をつくろう!」のグリッターパネルだけ試す
http://journal.mycom.co.jp/articles/2006/12/20/gp/index.html

ずーっと前から、電車の中の電光掲示板のようなものを作りたいと思っていて、この製品が出たときにはすぐに自腹で買ってしまった。付属ソフトにRSSリーダーの機能が入っているので、簡単にニュースを表示させることが可能だ。

1個だとスクロールされる文章がどうしても読みづらかったのだが、3つになるとだいぶ読みやすい。額縁の部分がちょっと大きいのが残念なところだが、これはまぁ仕方ないか。

○Amazon.co.jp

秘密基地をつくろう! グリッターパネル

タカラトミー

このアイテムの詳細を見る

○楽天
【タカラトミー】秘密基地をつくろう! グリッターパネル

ロケット観光ガイド

Robot Watchに記事が掲載された。

「ロケット観光」のススメ~種子島でH-IIAの打上げを見るには
http://robot.watch.impress.co.jp/cda/column/2009/02/18/1607.html

以前、マイコミジャーナルにも同様の記事を書いたのだが、その最新版ということで。

種子島・ロケット観光ガイド – H-IIAの打ち上げを見に行こう!
http://journal.mycom.co.jp/articles/2005/03/25/jaxa/

記事中でも強調しているが、ロケットの打上げを見るのに、一番大きな障壁となっているのは「スケジュールの延期」だ。私などはフリーランスなのでまだ何とかなるが、普通に勤めている人には厳しい問題だろう。記事を参考にして、スケジュールを立ててもらえればと思う。

天候が理由の延期では、上空の雲にできる「氷結層」が問題となる場合が多い。地上からはあまり雲がないように見えても、氷結層の厚さが規定以上あると判断されれば、打上げは中止される。逆に、雨が降りそうな天気でも、氷結層がない場合もある。15号機の打上げはまさにそれだった。

氷結層の問題はどうしようもないが、強風については、最近はあまり問題になっていない。特に、最も簡素な202型の場合は風に対して強く、15号機での制約条件は最大瞬間風速が22.5m/s以下となっていた。今後、JAXAの地球観測衛星は2トンクラスの中型衛星が主流となっていくので、202型を使うことは増えるだろう。風の心配は減るかも。

H-IIBロケット コア機体公開

H-IIBロケットのプレス公開に行ってきた。記事はRobot Watchに掲載されている。

三菱重工・飛島工場でH-IIBロケット試験機が公開
http://robot.watch.impress.co.jp/cda/news/2009/02/13/1609.html

Robot Watchでの画像は横800ドットが基本なのだが、もったいないので、ここでオリジナルサイズの画像を公開してしまおう(表示は640×480だが、右クリックの保存で1600×1200の写真になるはずだ)。

H-IIBロケットの第1段。直径は5.2mと太くなっている

3Fから見たところ。向こうに見える扉から搬出できる

あまり見る機会がない第1段の上側。こちらには液体酸素のタンクがある

第1段のエンジンLE-7Aのアップ

エンジンのクラスタ化がH-IIBロケットの特徴だ

これは第2段。基本的にはH-IIAロケットと同じものになる

日本の戦後処理とヒソヒソ女将

すっかり田母神問題は沈静化してしまったが、もうちょっと考えてみたい。

あの「作文」については、とても300万円の価値があるとは思えない「駄作」であることは間違いない。選考方法が公正だったかについても、疑惑が出ている(アパ代表だけが最初から”作者”を知っていて、田母神作文に最高点を付けた)。出来レースと言われても仕方がない。

しかし問題はそんなことではない。より重要なのは、田母神氏の作文に全くオリジナリティがないことだ。つまり裏を返せば、田母神氏は特異な存在ではなくて、そういう主張が日本には普遍的に存在しているということだ。あの作文は、そういった説を適当にまとめただけに過ぎない。今後も、同様の価値観を持った人間が出て、一定の支持を集めるだろう。

田母神的な思想の根っこにあるのは、「日本はいつまで謝り続けなければならないんだ!」という苛立ちではないだろうか。

そのことを考える前に、ここで1つ例を出したい。不祥事の際の対応についてだ。

船場吉兆は、もっとも「してはいけない」方法をとった。パート従業員に責任を押しつけたり、夫の社長が退任するかわりに、妻である女将が新社長に就任したり。こういった「身内をかばう」という姿勢は、「全く反省していない」と受け取られる。また、不祥事が次から次へと小出しに明らかになったのも最悪だ。最初の時点で、不祥事は全て公表して、ウミを出し切るべきだった。その結果が廃業である。

対称的に、理想的な対応としてあげたいのは松下電器産業(現パナソニック)だ。一酸化炭素中毒事故を起こした製品について、テレビCM、新聞広告などで何度も点検を呼びかけたほか、全家庭にハガキを送るという思い切った手段も使った。メーカーである以上、問題のある製品が出ることは避けられないことだが、対応のポイントとなるのは、消費者に「何もそこまでしなくても」と思ってもらうことだろう。逆に言えば、そこまで費用・時間をかけなければならないということだ。

ちなみに、同社は社名を変えた現在でも、WEBのトップページには、この件に関するお知らせをいまだに掲載し続けている。

日本の戦後処理というのは、船場吉兆の例に似ていないだろうか。迷惑をかけたアジア諸国の民衆に「何もそこまでしなくても」と思ってもらえただろうか。

戦後の日本は経済復興を優先させ、戦争責任を明確にしてこなかった。ドイツとは対称的だ。

最近の歴代首相を見ても、森、小泉、安倍と来て、福田は少し違うにしても、今度は麻生だ。口を揃えて「村山談話を踏襲する」とは言うが、自分の言葉で語っていない。各氏とも、首相就任前の発言などを見れば、「本当はそう思ってないんでしょ」と思うのが自然というものだ。本来ならば、戦争への反省くらい、もっと踏み込んで発言すべきなのだ。「いつまで謝らせる気なんだ」などと言うのは筋違いというものだろう。

ただ、外国の側にも問題がないわけではない。特に中国。

中国で反日感情が特に強いのは、戦後の反日教育に問題があるのは間違いない。外部に「敵」を作ることは、独裁国家では有効な手段だ。おそらく、中国共産党も当初は体制維持のために利用していたのだと思う。しかし、ネット世論の過激化、都市での反日暴動などの「弊害」も出てくるにつれ、実際のところ、少し手を焼いているのではないだろうか。

もはや共産党も、世論を無視して政策を実行することはできない。ここでいきなり反日教育を中止するわけにもいいかないだろう。では、どうしたら関係を改善できるのだろうか?

それにはやはり、今一度、戦争責任を明確にするしかないだろう。空自のトップが「濡れ衣だった」などと寝ぼけたことを言い出すようでは話にならない。今から思えば、戦後50年という区切りが1つのチャンスだったと思うが、今さら調査委員会のようなものも作れないので、日中共同で歴史教科書を作るような試みも1つの手かもしれない。

また日本も、田母神的な思想を出さないようにするために、きちんと近現代史を学校で教える必要があるだろう。私の小学校・中学校時代では、世界史でも日本史でも、いつも最後の方は時間がなくて、ほとんど省略されていた覚えがある。むしろ授業では、近現代史から始めるくらいでいいと思う。

中国の反日教育が改善され、なおかつ日本も戦争についてもっとしっかり教えるようになれば、そういった世代が主流になる4~50年後くらいには、関係が改善できるだろう。気が長い話だが、そのくらいの時間をかけないと何とかならないくらい、この問題は根が深い。国は人が造る。教育は本当に重要だと思う。

田母神「作文」問題に思う

もう呆れるほかない。いや、呆れるだけで済む話ならそれでいいのだが、それで済まないところが問題なわけで。どうしてこんな人物が今まで野放しで、空自のトップにまで登り詰めることができたのか、それが問題だ。

参考人質疑終了後に、こう言ったらしい。「村山談話の正体が、本日分かった。村山談話は言論弾圧の道具だ。自由な言論を闘わせることができないならば、日本は北朝鮮と同じだ」

はっきり言って、現代の軍隊において、軍人に政治的な発言を許す方がおかしい。「北朝鮮と同じ」と田母神氏は好んで言うが、この点については「米国とも同じ」だ。思想の自由はあるが、国から給料をもらって制服を着ている限り、政治に口を出す自由などない。政治的な意志を持った軍隊がどれだけ危険かは、戦前の日本や、現代の一部諸国を見れば分かる。

ただ北朝鮮とは違って、辞職して民間人になれば、いくらでも政府批判は自由にできる。「言いたいことがあれば、辞めてから言え」というのが筋。結局最後まで辞職せずに、国から退職金までもらっておいて、「政府なんて関係ねぇ」「裁判所も関係ねぇ」では、「甘えるな」としか言いようがない。

それにしても、この種の人間はどうして「過去の歴史を美化しないと、自国に誇りを持てなくなる」と考えてしまうのだろう。「過去の過ちを反省する」ことと、「自国の歴史や伝統に誇りを持つ」ことは全くの別物だろう。むしろ俺は、過ちをきちんと認める国にこそ、より誇りを覚える。

生まれたときから、中国や韓国に「謝罪しろ」と言われ続けている若い世代が中韓に反発を覚えるのは分かるが、それは戦後処理をきちんとしてこなかった過去の政権が批判されるべきことだ。ヤフーニュースのコメント欄を埋め尽くす”ネット右翼”の書き込みを見ると、問題の根深さを感じる。

ことは田母神氏一人の問題ではないのだ。

九十九電機

こういう記事を書くのは辛い。

九十九電機が民事再生法の適用を申請
http://journal.mycom.co.jp/news/2008/10/30/024/index.html

毎週のアキバ取材で、ちょっと前から「やばいかも」というウワサは聞いていたので、ついに来たかという感じ。

それにしても、ツクモか。私が学生のころ(もう20年も前だ)、初めてアキバに来るようになったときから、すでにそこにあった。X68000 EXPERTも本店の2Fで買った。短期間だけど、本店B1Fでマックを売ってたこともあった。

一番思い出のあるショップだ。

民事再生法なんで、営業は続けると思うけど、事業の再編は避けられないだろう。不採算部門を切るとなると、私がいま一番利用している本店4Fのロボット王国はどうなることやら…。なくなったら困るなぁ、マジで。

支援する意味で、明日サーボでも買ってくるか、マジで。

2008年国際航空宇宙展

1日はパシフィコ横浜で開幕した国際航空宇宙展の取材へ。

「2008年国際航空宇宙展」が開幕~宇宙やロボット関連の展示をレポート
http://robot.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/10/02/1343.html

「宇宙開発戦略本部」が始動、日本の宇宙開発はどう変わる?
~国際航空宇宙展・特別講演レポート
http://robot.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/10/03/1346.html

宇宙開発戦略本部の事務方の講演があるというので行ってみたのだが、概要の説明にとどまり、あまり踏み込んだ話はなかった。まぁまだ発足したばかりなんで、これから議論していくところなんだろうけど。

日本の宇宙開発は、今までの役人任せ・JAXA任せのやり方に問題があるのは明らか。予算に柔軟性がなく、必要なところにまわせていない(気象衛星とか)。「はやぶさ2」のように、意義は大きいのに、なぜか冷遇されている例もある。

仕組みとしては、宇宙開発戦略本部というのは正しいと思う。たとえば有人ロケットを開発するようなときには、政治のリーダーシップが必要になる。万が一、事故で人命が失われるようなことがあれば、日本の場合、反対の世論が沸き上がるだろう。そこで国民に対し、丁寧に説明して理解を求めるのは政治の役割で、JAXAには無理だ。

ただ懸念は、政治家がちゃんと科学を理解できるのか、いや、そもそも理解する気があるのか、というところだ。宇宙基本法が成立した経緯を見ても、目的が国防にあるのが透けて見える。それ以外には興味がないんじゃないの? と思えてしまう。

実際、的川泰宣氏はメルマガで「宇宙基本法の後に来る総理大臣を長とする戦略本部の動きに期待する向きも多いようですが、現在聞こえてくる限りでは、軍事とGXロケット復活という議論だけが華々しいようで、全般的な政治の傾向と同様に、世界と人類の現段階を踏まえて、この経済大国がどのような歴史的貢献をするかという気概は伝わってきません」と述べている。全く嘆かわしいことだ。

結局、はりきって軍事利用だけやって、興味のない科学分野のことは事務方に丸投げ、ってことになりそうな気がする。宇宙開発戦略本部の動きについては、今後も監視していく必要があるだろう。

CEATEC JAPAN 2008

今年もCEATECの取材に行ってきた。大画面テレビが派手に並んでいたけど、そんなものに興味はないのでスルー(というか、家電系は頼まれてないので)。

CEATEC JAPAN 2008 – あのムラタセイサク君にいとこの女の子が登場!
http://journal.mycom.co.jp/articles/2008/10/01/murataseiko/index.html

CEATEC JAPAN 2008 – リニアモーターカーが走る! 週末は科学実験ショーも
http://journal.mycom.co.jp/articles/2008/10/01/tyco/index.html

CEATEC JAPAN 2008 – AMDブースでGPGPUのデモ、未発表のモバイル向けGPUも
http://journal.mycom.co.jp/articles/2008/10/01/ceatec_amd/index.html

CEATEC JAPAN 2008 – 東芝が長寿命・急速充電可能なノートPC用バッテリを展示
http://journal.mycom.co.jp/articles/2008/10/01/toshiba/index.html

CEATEC JAPAN 2008 – 世界初! ソニー、テレビ用の自作アプリ開発環境を公開
http://journal.mycom.co.jp/articles/2008/10/02/ceatec_sony/index.html

記事には書かなかったんだけど、東芝の燃料電池ケータイが気になった。

【写真】17.5mmまで薄型化に成功した。あまり違和感はない

【写真】正面。デモ機のベースはW55Tだそうだ

【写真】燃料(メタノール)のカートリッジ

気になったのはデモ機の完成度とかではなくて、実用化の時期についてだ。もう何年もモバイル向け燃料電池の取材を続けてきて、何度も「来年には」という話は聞いたのだが、未だに出た試しがない。でも、東芝ブースの説明員は、「今年度中には何かしらの形で出したい」と明言していた。さすがに「今年度」というからには、本気で出す気なんだろう。

しかし、モバイル向けの燃料電池というものがユーザーに受け入れられるかどうかはちょっと疑問もある。バッテリで充電する場合には、実際には電気代がちょっとかかってはいるけど、感覚的にはほとんどタダ。でも燃料電池の場合には、たまに燃料のカートリッジを買わないといけない。外回りの営業のようなヘビーユーザーならともなく、普通のユーザーにはあまり必要性はなさそう。

それでも、コンビニで売っているケータイ用充電器はそれなりにニーズはあるようだし、その市場あたりには食い込めるかもしれない。まぁしばらくは様子見ですな。

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