Author Archives: 大塚

H-IIB・機体移動の時間が変更

まぁCFTをわざわざ見に行っている人もいないと思うのだが、念のため情報を流しておきたい。

3/26(木)の9:00から予定していたH-IIBロケットの機体移動は、第1段誘導制御計算機の異常調査に時間がかかったため、同日の11:00に変更になったそうだ。

天候は今のところ問題はない。第1回GO/NOGO判断は、同日8:00に行われる予定だ。

3/26追記
11:17 機体移動が開始
11:53 第2射点に到着
とのこと。ああ、見に行きたい…。

H-IIBロケットのCFT

来週末、種子島でH-IIBロケットの実機型タンクステージ燃焼試験(CFT)がある。

http://www.jaxa.jp/press/2009/03/20090313_h2b_j.html

これは、要は本物の機体を使って行う燃焼試験である。その後、エンジンはさすがに交換されるが、この機体がそのまま初号機となって、打上げに利用されることになる。

一応、現地に取材に行く予定でいるが、しかし10秒かー。以前、厚肉タンクステージ燃焼試験(BFT)では55秒の燃焼を見ているので、どうせならもっと長いテストを見たいところだが、まぁ仕方ない。

※3/24追記
諸々の理由で、結局行けなくなってしまった…

ちなみに、CFTは本物の射点を使って実施されるので、じつは誰でも見ることができる(というか隠しようがない)。立ち入りが制限されるのは、今回は1.8kmの範囲。打上げのときは3kmなので、本番よりはかなり近づけるハズだ(ただし、種子島は平坦なので、近くても高い場所でないと、射点が見えない。いいポイントがあるとは明言できない)。

一般の人がH-IIBロケットの機体を見るチャンスはこれが初めてだと思うので、行ってみるのも悪くないと思う。今のところ、機体移動が26日(木)午前9時、燃焼試験が27日(金)午後3時半の実施予定だ。

とよたこうせんCUP優勝

「とよたこうせんCUP」に参加してきた。
http://gijyutsu.toyota-ct.ac.jp/TKCUP/index.html

もともと、豊田高専がロボカップ用に2足歩行ロボットのノウハウを得る、という目的の大会であったので、いつものKONDO CUPほどレベルは高くないのだが、それでも久しぶりの優勝はやはり嬉しい。最近、あまり勝ててなかったし。

決勝前半

決勝後半

今回は、大会前にまた機体を改造した。昨年のROBO-ONEサッカーのレギュレーションにあわせるために、オリジナルフレームで脚を長くしていたのだが、これを四川会コンバージョンキットに変更。2cm近く短くなって、横歩きに昔の速さが戻った。やはりKHRベースであの長さはムリがあったか。

これでまた戦える。

変更前

変更後

UQ WiMAXレビュー

久しぶりのネタ記事。

【レビュー】UQ WiMAXを千葉で試す
http://journal.mycom.co.jp/articles/2009/03/11/wimax/index.html

実際に使ってみた感触はかなり良い。なにより高速なアクセス性能は魅力だ。定額制も分かりやすい。外付けタイプだといちいち付けたり外したりするのが面倒だが、内蔵型のノートPCが増えてくるだろうから、これは問題にはならない。

ただ私の場合、地方に取材に行く場合も多いので(特に種子島)、サービスエリアが広がらないことには、完全に乗り換えることは難しい。かといって、データ通信用に2回線というのも予算的に厳しいので、しばらくはウィルコムのまま我慢するか…。

それはそうと、テスト中に新浜鴨場の付近をウロウロしていると、こんなものが。合掌。

VIA ARTiGOレビュー


製品レビューが掲載された。

【レビュー】VIAの小型ベアボーン「ARTiGO A2000」を試す
http://journal.mycom.co.jp/articles/2009/03/06/artigo/index.html

しかし書くには書いたものの、なんだかもうオリオスペックくらいでしか売っていないような…。でも42,000円はちょっと高いな。

AtomのMini-ITXマザーだとデュアルコアの「D945GCLF2」でも9,000円くらいだし、安いMini-ITX用ケースは8,000円くらいからある。ちょっとオシャレなAbeeの「acubic C10」でも20,000円~25,000円程度だ。小さいのがメリットではあるけれど、せめて3万円は切らないと価格的には厳しいかなぁ。

インテル Boxed Intel Board D945GCLF2 Atom330 1.6GHz 1MB FSB533 Diamondville2 BOXD945GCLF2

インテル

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それはそうと、以前の記事にも書いたのだが、最後のページで紹介したグリッターパネルはオススメ。発売当時は6,000円もしたのに、いまだとAmazon.co.jpで2,000円くらい。まぁ電光掲示板マニア向け、ではあるけど。

秘密基地をつくろう! グリッターパネル

タカラトミー

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FC EXPO取材

今日はJAXAで新しい宇宙飛行士(正式には宇宙飛行士の候補者)のお披露目もあったのだが、宇宙飛行士そのものにはあまり興味がないのでスルーし、FC EXPOの取材に行ってきた。

FC EXPO 2009
http://www.fcexpo.jp/

記事は順次マイコミジャーナルに掲載される予定。

3/7追記 以下の2本が掲載
【レポート】FC EXPO 2009 – ソニーが燃料電池スピーカやコーラで動くバイオ電池をデモ
http://journal.mycom.co.jp/articles/2009/02/27/fcexpo2009_sony/index.html
【レポート】FC EXPO 2009 – 燃料電池で動くアシスト自転車・モバイル電源・ラジコン
http://journal.mycom.co.jp/articles/2009/03/05/fce/index.html

この展示会、もう5年連続で行っているのだが、相変わらず面白い。勢いとしては併催のPV EXPO(太陽電池展)の方があるのだが、ヘンテコなものが多いのだ。やはりまだ燃料電池は「普通の製品」になっていないからだと思う。何が売れるか見えていないからこそ、いろんなものが出てくる。

それにしても、一番欲しいと思ったのは、全然燃料電池とは関係ないが、ケニスという会社が発売している「サイエンスキューブ」という製品だ。最大3チャンネルに対応するデータロガーなのだが、USB接続のセンサーが多数用意されているのが面白い。データがExcelに取り込まれるのもいい。

センサーいろいろ

これは本体

用意されているセンサー
・温度センサ(ステンレス)
・温度センサ(熱電対)
・電圧センサ
・電流センサ
・検流センサ
・音センサ
・照度センサ
・距離センサ(超音波式)
・フォトゲート
・加速度センサ(5G)
・加速度センサ(25G)
・フォースセンサ
・磁界センサ
・放射線モニタ
・ガス圧センサ
・着圧センサ
・pHセンサ
・導電率センサ
・二酸化炭素センサ
・二酸化炭素センサ(高濃度)
・酸素センサ
・気圧センサ
・湿度センサ

もはや「教材」というレベルではないような気もするが、私のようなセンサーマニアにはたまらない。しかし値段が本体だけでも76,650円か…。

グリッターパネルを追加

2年前にレビューしたタカラトミーの「グリッターパネル」だが、アマゾンで叩き売りされていたので、2つ追加で買ってしまった。以前はほとんど定価で買ったんだけど、2,000円というのは安い。

「秘密基地をつくろう!」のグリッターパネルだけ試す
http://journal.mycom.co.jp/articles/2006/12/20/gp/index.html

ずーっと前から、電車の中の電光掲示板のようなものを作りたいと思っていて、この製品が出たときにはすぐに自腹で買ってしまった。付属ソフトにRSSリーダーの機能が入っているので、簡単にニュースを表示させることが可能だ。

1個だとスクロールされる文章がどうしても読みづらかったのだが、3つになるとだいぶ読みやすい。額縁の部分がちょっと大きいのが残念なところだが、これはまぁ仕方ないか。

○Amazon.co.jp

秘密基地をつくろう! グリッターパネル

タカラトミー

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○楽天
【タカラトミー】秘密基地をつくろう! グリッターパネル

ロケット観光ガイド

Robot Watchに記事が掲載された。

「ロケット観光」のススメ~種子島でH-IIAの打上げを見るには
http://robot.watch.impress.co.jp/cda/column/2009/02/18/1607.html

以前、マイコミジャーナルにも同様の記事を書いたのだが、その最新版ということで。

種子島・ロケット観光ガイド – H-IIAの打ち上げを見に行こう!
http://journal.mycom.co.jp/articles/2005/03/25/jaxa/

記事中でも強調しているが、ロケットの打上げを見るのに、一番大きな障壁となっているのは「スケジュールの延期」だ。私などはフリーランスなのでまだ何とかなるが、普通に勤めている人には厳しい問題だろう。記事を参考にして、スケジュールを立ててもらえればと思う。

天候が理由の延期では、上空の雲にできる「氷結層」が問題となる場合が多い。地上からはあまり雲がないように見えても、氷結層の厚さが規定以上あると判断されれば、打上げは中止される。逆に、雨が降りそうな天気でも、氷結層がない場合もある。15号機の打上げはまさにそれだった。

氷結層の問題はどうしようもないが、強風については、最近はあまり問題になっていない。特に、最も簡素な202型の場合は風に対して強く、15号機での制約条件は最大瞬間風速が22.5m/s以下となっていた。今後、JAXAの地球観測衛星は2トンクラスの中型衛星が主流となっていくので、202型を使うことは増えるだろう。風の心配は減るかも。

H-IIBロケット コア機体公開

H-IIBロケットのプレス公開に行ってきた。記事はRobot Watchに掲載されている。

三菱重工・飛島工場でH-IIBロケット試験機が公開
http://robot.watch.impress.co.jp/cda/news/2009/02/13/1609.html

Robot Watchでの画像は横800ドットが基本なのだが、もったいないので、ここでオリジナルサイズの画像を公開してしまおう(表示は640×480だが、右クリックの保存で1600×1200の写真になるはずだ)。

H-IIBロケットの第1段。直径は5.2mと太くなっている

3Fから見たところ。向こうに見える扉から搬出できる

あまり見る機会がない第1段の上側。こちらには液体酸素のタンクがある

第1段のエンジンLE-7Aのアップ

エンジンのクラスタ化がH-IIBロケットの特徴だ

これは第2段。基本的にはH-IIAロケットと同じものになる

日本の戦後処理とヒソヒソ女将

すっかり田母神問題は沈静化してしまったが、もうちょっと考えてみたい。

あの「作文」については、とても300万円の価値があるとは思えない「駄作」であることは間違いない。選考方法が公正だったかについても、疑惑が出ている(アパ代表だけが最初から”作者”を知っていて、田母神作文に最高点を付けた)。出来レースと言われても仕方がない。

しかし問題はそんなことではない。より重要なのは、田母神氏の作文に全くオリジナリティがないことだ。つまり裏を返せば、田母神氏は特異な存在ではなくて、そういう主張が日本には普遍的に存在しているということだ。あの作文は、そういった説を適当にまとめただけに過ぎない。今後も、同様の価値観を持った人間が出て、一定の支持を集めるだろう。

田母神的な思想の根っこにあるのは、「日本はいつまで謝り続けなければならないんだ!」という苛立ちではないだろうか。

そのことを考える前に、ここで1つ例を出したい。不祥事の際の対応についてだ。

船場吉兆は、もっとも「してはいけない」方法をとった。パート従業員に責任を押しつけたり、夫の社長が退任するかわりに、妻である女将が新社長に就任したり。こういった「身内をかばう」という姿勢は、「全く反省していない」と受け取られる。また、不祥事が次から次へと小出しに明らかになったのも最悪だ。最初の時点で、不祥事は全て公表して、ウミを出し切るべきだった。その結果が廃業である。

対称的に、理想的な対応としてあげたいのは松下電器産業(現パナソニック)だ。一酸化炭素中毒事故を起こした製品について、テレビCM、新聞広告などで何度も点検を呼びかけたほか、全家庭にハガキを送るという思い切った手段も使った。メーカーである以上、問題のある製品が出ることは避けられないことだが、対応のポイントとなるのは、消費者に「何もそこまでしなくても」と思ってもらうことだろう。逆に言えば、そこまで費用・時間をかけなければならないということだ。

ちなみに、同社は社名を変えた現在でも、WEBのトップページには、この件に関するお知らせをいまだに掲載し続けている。

日本の戦後処理というのは、船場吉兆の例に似ていないだろうか。迷惑をかけたアジア諸国の民衆に「何もそこまでしなくても」と思ってもらえただろうか。

戦後の日本は経済復興を優先させ、戦争責任を明確にしてこなかった。ドイツとは対称的だ。

最近の歴代首相を見ても、森、小泉、安倍と来て、福田は少し違うにしても、今度は麻生だ。口を揃えて「村山談話を踏襲する」とは言うが、自分の言葉で語っていない。各氏とも、首相就任前の発言などを見れば、「本当はそう思ってないんでしょ」と思うのが自然というものだ。本来ならば、戦争への反省くらい、もっと踏み込んで発言すべきなのだ。「いつまで謝らせる気なんだ」などと言うのは筋違いというものだろう。

ただ、外国の側にも問題がないわけではない。特に中国。

中国で反日感情が特に強いのは、戦後の反日教育に問題があるのは間違いない。外部に「敵」を作ることは、独裁国家では有効な手段だ。おそらく、中国共産党も当初は体制維持のために利用していたのだと思う。しかし、ネット世論の過激化、都市での反日暴動などの「弊害」も出てくるにつれ、実際のところ、少し手を焼いているのではないだろうか。

もはや共産党も、世論を無視して政策を実行することはできない。ここでいきなり反日教育を中止するわけにもいいかないだろう。では、どうしたら関係を改善できるのだろうか?

それにはやはり、今一度、戦争責任を明確にするしかないだろう。空自のトップが「濡れ衣だった」などと寝ぼけたことを言い出すようでは話にならない。今から思えば、戦後50年という区切りが1つのチャンスだったと思うが、今さら調査委員会のようなものも作れないので、日中共同で歴史教科書を作るような試みも1つの手かもしれない。

また日本も、田母神的な思想を出さないようにするために、きちんと近現代史を学校で教える必要があるだろう。私の小学校・中学校時代では、世界史でも日本史でも、いつも最後の方は時間がなくて、ほとんど省略されていた覚えがある。むしろ授業では、近現代史から始めるくらいでいいと思う。

中国の反日教育が改善され、なおかつ日本も戦争についてもっとしっかり教えるようになれば、そういった世代が主流になる4~50年後くらいには、関係が改善できるだろう。気が長い話だが、そのくらいの時間をかけないと何とかならないくらい、この問題は根が深い。国は人が造る。教育は本当に重要だと思う。

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