映画「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」

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小惑星探査機「はやぶさ」のドキュメンタリー映画が完成
~全編CGの43分間、人間は1人も出てこないヒューマンドラマ
http://robot.watch.impress.co.jp/cda/news/2009/03/27/1685.html

私はあまりこういう言い方はしないのだが、これはもう、

感動した!
とにかく見ろ!

ところで、はやぶさ2の話にも触れなければと思い、会見終了後にJAXAの吉川さんに聞いたのだが、記事にも書いたとおり、実現は厳しい状況にあるようだ。

“プロジェクト”に格上げされなければ、そもそも探査機の開発もできないのだが、打上げについても、以前、他誌で書いた「海外のロケットを使う」交渉は不調に終わったようだ。今は、H-IIAロケットでの打上げを考えているという。

もともとM-Vロケットでも打上げられるようなものなので、H-IIAではペイロードが余る。相乗り衛星をたくさん載せるか、ほかの人工衛星との同時打上げということになるだろう。

何にしても、JAXAにカネがないのは事実だ。その中で、優先順位を付けてやりくりするのが組織であるが、残念ながら、はやぶさ2の立場はかなり悪い。ISSの若田さんのように、連日報道されるわけでもないし、月探査ほどの注目も集めない。いまだに、探査機はやぶさの名前を知らない人も多いだろう。

個人的には、いまさら月面に人間を送るよりも、未踏の小惑星に探査機を送る方がワクワクするのだが、一般の人にそう思ってもらうには、やはりこういう映画は有効だ。JAXAは税金が使われる組織であるが故に、国民の視線には結構気を遣う。国民から「計画を潰すな」という声が大きくなれば、決して無視はできないだろう。

逆に、外野からできるのはそのくらいだ。微力ではあるが、実現に向けて、声を出して行きたいと思う。

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